今後、実行したいこと

わたしは、企業や公共団体でアイデア発想法の実践セミナーの講師をしている。

 

受講者は、受講の動機として「自分は頭が固い。柔軟に発想したい」を挙げる人が多い。

 

多くの人が、常識や固定観念にとらわれ発想が固定化している。このような現状を打破し、柔軟に発想を広げアイデアを出したいと思っている。

 

わたしは研修の終了時に、受講者に「今後、実行したい」ことを書いてもらうことがある。

 

それによると、次のように書く人が多くいる。

 

○固定した見方・やり方にとらわれず、柔軟に視点を変えて発想

  したい

 ○自分だけで考え込まず、人の意見を積極的に聞くようにしたい

 

○考えに詰まったら、サッサと休離するようにしたい

  (休離とは休む・離れること。わたしの造語)

 

以上から、次のことが言える。

 

基本的には、一つの見方や固定したやり方をするのではなく柔軟に視点を変える。

 

中でも大事なことは、人の意見を積極的に聞く。また、一度休んで頭を切り替える。

 

以上を実行することで、固定した考え方・やり方から抜け出し、柔軟に発想を広げアイデアを出すことができる。

 

あなたも、ぜひ実行してグッドアイデアを出してほしい。

 

 


【2018/01/21 19:13】 | 柔らかい発想 |


本来の目的は何か

昨年の10月、NHKの「ブラタモリ」に富山県の黒部ダムが登場。
http://www.kurobe-dam.com/kankou/housui.html 

 

黒部ダムは7年の歳月をかけて完成した、高さ日本一(186m)の巨大なダムである。番組ではその全貌が解き明かされた。

 

これを見たわたしの親しい人が「黒部ダムに行きたい」と思った。そのことを知ったわたしが「わたしも行きたい」となった。そして、「行こう」となった。

 

わたしもブラタモリを見て、「黒部ダムの雄大な姿を見たい」と思っていたのである。

 

ということで、黒部ダムを訪れるプランを立てることになった。調べているうちに、黒部ダムのある立山黒部アルペンルートや周辺には、黒部ダム以外にも魅力のあるスポットがいくつかあることがわかった。

 

そのうちの一つが称名(しょうみょう)滝。日本一の落差(350m)を誇る名瀑である。「これはぜひ観たい」ということで、ここも訪ねることにした。

 

このことを富山出身の人に話すと、「予定時間の中で称名滝に行くのは無理ではないか」とのこと。

 

そこでよく調べると、ここはアルペンルートから少し離れており、バスの本数もあまり多くない。2時間半以上時間を取られそうである。

 

これでは、かなりハードに回らないとスケジュールオーバーになってしまう。さて、どうしたものか。

 

グズグズ考えていても埒があかないので、ほかの用事を済ませるべく出かけた。歩いているうちに、「無理して称名滝に行ってもしょうみょうない」という天の声が聞こえてきた。

 

確かにそうである。あれこれ観ることが本来の目的ではない。

 

大事なことは、黒部ダムの雄大さ(特に放水の壮大さ)をじっくり味わうことである。ここに本来の目的がある。

 

なのに、「金と時間をかけて行くならあれこれ観なきゃ損だ」という思いが先立っていた。まったくの勘違い、方向違いである。

 

そこで、称名滝行きはパスすることにした。そして、「黒部ダムを存分に堪能しよう」ということになった。

 

以上、目先の損得にとらわれず、本来の目的を目指すことが重要である。

 

ところで、あなたが仕事をする本来の目的は何か。目先の損得にとらわれて仕事をしていないか。


【2018/01/13 21:03】 | 前に進もう | トラックバック(0) |


「漫画 君たちはどう生きるか」を読んで

ベストセラーの「漫画 君たちはどう生きるか」(原作・吉野源三郎、漫画・芳賀翔一、マガジンハウス)を読んだ。

 

わたしたちは、自分勝手につくった観念や見方にとらわれ、自分中心の発想をしている。

 

このような状態を、著者は「天動説」にたとえている。

 

天動説とは、「地球は宇宙の中心にあり、すべての天体が地球の周りをまわっている」ということ。

 

これを人に置き換え、「人間は自分を中心としてものを見たり、考えたりしたがる」と言っている。

 

その結果、「たいがいの人が、手前勝手な考え方におちいって、ものの真相がわからなくなり、自分に都合のよいことだけを見てゆこうとする」とのこと。

 

このように、自分中心で自分勝手な考え方・やり方をしているのが、わたしたちの現状である。そのために前に進めない。

 

天動説に異を唱えたのが、コペルニクスの地動説。すなわち、「地球が太陽の周囲を公転する」ということである。

 

これを人に置き換えると、「自分中心にものを考えるのではなく、相手や周囲のことを考えて行動する」ということになる。

 

これが、この本の主題である。

 

たとえば、「友人に対して望ましくないことをしたなら、悩んでいないで自分の方から素直に謝ろう」と著者は説く。

 

つまり、あれこれ言い訳を考える(自分中心の発想をする)のでなく、相手の立場に立って考え行動する。これができてこそ前に進むことができる。

 

まったくそうだと思う。この本をお薦めする。2時間ほどで読める。


【2018/01/07 17:46】 | 前に進もう |


思い込みを防ぎ着実に前に進もう

わたしは東京の足立区に住んでいます。昨年の3月、隣の荒川区に新しい公共施設ができました。名称は「ゆいの森あらかわ」です。

ここは、「中央図書館、吉村昭記念文学館、ゆいの森子どもひろばが一体となった、赤ちゃんから高齢者まですべての世代の方が利用できる、これまでにない新しい発想の魅力ある施設」です。

また、「約60万冊の蔵書や約800席の座席を備え、新たな発見と読書の楽しみを提供する」とのことです。

さらに、「災害時は帰宅困難者の受け入れや、乳幼児を中心とした避難所としても活用できるよう、免震構造を採用し、発電機や備蓄倉庫も備えている」とのことです。

以上のように「新しい発想の魅力ある施設」ということで、どんな所か知りたくて出かけることにしました。

そこは地下鉄の駅から徒歩8分の所にあります。スマホの地図で場所を確かめ、駅から施設に向かいました。

2~3分ほど歩きましたが、どうも方向違いのようです。そこで、通り掛かりの人に道を尋ねました。

すると、「こちらの方向ではなく、あちらの方向です。二つ目の交差点を右に曲がり、まっすぐ進んでください」とのこと。

勘違いして(思い込みで)間違った方向に進んでいたのです。

教えられた通りに進むことで、無事施設に到着できました。勘違い(思い込み)したまま進んでいたら到着できませんでした。

このような勘違いや思い込みは誰にもあると思います。

わたしたちが「仕事がうまく行かない」というのも、このような思い込みによるものです。「これはこうだ」「こうやるものだ」と思い込み、盲進するためにうまく行かないのです。

思い込みを防ぎ着実に前に進むには、目指す所(目標)を明確にし、その道順(手段)を確認して進む必要があります。

ちなみに、ゆいの森あらかわは五階建て地下一階で、館内は広々として明るい雰囲気でした。ノートパソコン用の電源もあちこちにあり、無線LANも完備されています。ノマドとして使うには最適です。


【2017/12/30 09:11】 | 前に進もう |


革新的なアイデアを次々と実行した信長

NHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』が終わった。残念!

 

わたしはニュース以外あまりテレビを見ないが、『ブラタモリ』『鶴瓶の家族に乾杯』ともに『直虎』を欠かさず見ていた。

 

『直虎』の中で特に印象が残ったのが、市川海老蔵が演じた織田信長。圧倒的な存在感があった。他を寄せ付けない突出ぶりだった。

 

家康役の阿部サダヲが、「近づかれた時に、『殺される』と思ったほど怖かった」と感想をもらすほどの迫力があった。

 

信長はクリエイティブな人物であった。過去のしがらみを断ち、革新的なアイデアを次々と実行した。

 

たとえば安土城。1576年、はじめて天主のある城をつくった。絢爛豪華で、いわば「見せる城」であった。再建してほしい。ぜひ見てみたい。

 

ちなみに、通常は天守と書くが、安土城だけ天主と書く。天守に人は住まない。城主が天守に登るのは一生に1~2回しかなかったという。なのに信長は住んだ。住んだから天主と表わすのかもしれない。

 

また、信長は兵士を独立させた。以前、兵士は農民で構成されていた。だから農繁期になるといなくなった。それでは戦にならないということで、兵士として独立させ戦闘のプロ集団をつくった。

 

以上のほかにも、次のような斬新なことを行なった。

 

鉄砲に早くから目をつけ、長篠の戦で騎馬隊で襲い掛かる武田軍を鉄砲隊で応戦した。

 

楽市楽座(商人から税を取らない政策)を実施することで、商業が発達した。

 

徴税や検問のために設けられていた関所を撤廃し、流通を活性化させた。

 

道を平らにしたり川に橋をかけたりして交通の便をよくし(物資の輸送をスムースし)、商業の発展に寄与した。

 

こうしてみると、信長は政治家であるとともに経営者であった。今の世に信長がいたら、どんな革新的なことをやったであろうか。


【2017/12/24 16:41】 | 前に進もう | トラックバック(0) |


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