運慶に喝を入れられる

上野の東京国立博物館で「運慶展」が開かれている。期間は926日~1126日。
 

開催して間もない頃のテレビ報道では、混んでいる様子だった。1時間待つこともあるようだ。

ということで、観に行くのをためらっていたが、ツイッターに運慶展〈混雑情報〉というのがあるのを知った。



それで調べてみると、平日の午後は待ち時間がほとんどないことがわかった。

 

そこで、1013日(金)の正午過ぎに訪れた。1秒も待つことなく入場できた。

 

印象に残ったのは、無著菩薩立像(写真左)と毘沙門天立像(写真右)。

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無著(むじゃく)菩薩は、生きているような目でこちらを見つめる。そして、「虚心であれ」と語りかけてくる。素直に「はいっ」と答えた次第である。

 

毘沙門天は、鋭い目でこちらをにらむ。そして、「邪心を捨てろ」と迫る。思わず、「はいっ」と答えた次第である。

 

このように、語りかけてくる像を観たのは初めてである。要するに、喝を入れられたわけであるが、それだけ運慶の腕は優れている。

 

ひと通り会場を回ったあと、二つの立像をもう一度観た。そうして約1時間半ほど堪能して会場を後にした。

 

何でもそうだが、実際に観ないと心に響かない。運慶展、お勧めする。

 



【2017/10/14 16:07】 | 未分類 |


常識にとらわれるな

前回、水戸黄門ゆかりの「槍掛けの松」があった清亮寺というお寺について触れました。このお寺もそうですが、街中を歩いていると、あちこちでお寺を見かけます。

 

古くからあるお寺が多いようです。たとえば、清亮寺は1619年に創建され、同じ足立区にある西新井大師総持寺は、826年に弘法大師(空海)が創建したとのことです。

 

ちなみに、わたしの実家がお世話になっているお寺(由布市)は1606年に創建されたとのことです。ここは200段の石段の上にあります。

 

このように古いお寺が全国にありますが、長い間、多くの人がお寺や仏教のお世話になってきました。そして、人々に少なからぬ影響を与えてきました。

 

では、仏教の教えとはどのようなものでしょうか。

 

宗教評論家のひろさちやさんは、わかりやすく語っています。

 

ひと言でいうと、「こだわるなかれ」あるいは「常識にとらわれるな」、これが仏教の教えだということです。

 

たとえば「社長はグリーン車で、社員は普通車」が常識ですが、そんな常識にとらわれず、「社長は普通車で、社員はグリーン車」もありというわけです。

 

さて、わたしはアイデア発想法の研究・指導をやっていますが、アイデアが出ないのは常識や固定観念にとらわれているからです。

 

たとえば、「会議は座ってやるものだ」というように常識にとらわれています。このようなとらわれがあると、会議のアイデア(新しい進め方)は出てきません。

 

仏教の教えの通り、「常識にとらわれるな」です。常識なんかポイと捨てましょう。そして、「何でもあり」でいきましょう。

 

座ってやらず、「立ってやる」「歩きながらやる」「寝転がってやる」……何でもありです。

 

何事によらず、常識(従来の考え方・やり方)にとらわれず、「何でもあり」で柔軟にいきましょう!


【2017/10/06 17:41】 | 前に進もう |


水戸黄門の常識を超えたアイデア

わたしは、東京都足立区の北千住に住んでいます。

 

ここのメインの商店街は、北千住宿場町商店街です。下町の雰囲気が漂う商店街で、歩いていてお団子が買いたくなったりします。

 

千住は、日光街道・奥州街道の宿場として発展しました。江戸から一つ目の宿場で、江戸四宿(品川宿、内藤新宿、板橋宿、千住宿)の一つでした。

 

松尾芭蕉が奥の細道に旅立つとき、門人に見送られ千住で別れるにあたり、「行く春や鳥啼き魚の目は泪」を詠みました。それを「矢立てのはじめ」として旅が始まったのです。

 

さて、宿場町商店街の北のはずれに、日光街道・奥州街道から分かれ、水戸街道がスタートする地点があります。

 

その地点から歩いて5分ほどの所に清亮寺というお寺があります。

 

そのお寺の入り口に、「槍掛けの松」という松の木がありました。幹が高さ約メートルから折れ曲がり、水戸街道に張り出していました。昭和20年頃に枯れたようです。

DSC06517松  

槍掛けの松のいわれですが、清亮寺にある案内板によると次の通りです。

 

「水戸街道は参勤交代の大名行列で賑わいましたが、槍持ちはいかなる理由でも槍を横に倒すことは許されません。しかし、街道一杯に張り出した松のため、一度は槍を倒さなければ通れません。

 

 そこで、街道に張り出した松を切ろうとしたとき、見事な枝振りをご覧になった、後の水戸黄門、水戸藩主の徳川光圀公は『名松を切るのは惜しい。ではここで、この松に槍を立て掛けて休み 出立の時に槍持ちが松の向こう側に行ってから槍を取り直せば、槍を倒したことにはならない』と、粋な計らいをしました。

 

 以来、この松は「槍掛けの松」と称えられ、ここを通る大名行列は、門前で松に槍を立て掛けて休むようになりました。」

 

なるほど、水戸黄門の常識を超えたアイデア、お見事です。わたしたちも、固定観念で「これはこうだ」と決めつけず、柔軟に(粋に)計らいたいですね。



【2017/09/30 10:26】 | 前に進もう |


常識を超える発想

国際化やIT化・AI化が進展し、状況やニーズが刻々と変化する今日、仕事で新しい発想やアイデアが強く求められています。それに、あなたは応えているでしょうか。

 

多くの人が、常識(固定観念、思い込み)に囚われた発想や行動をしています。そのために、「思うようにアイデアが出ない」「仕事がうまくいかない」となっています。

 

たとえば、「営業とは戸別訪問だ」と思い込むとそれを続けています。あまり効果がなくても、そうするものだと思い込み続けています。

 

しかし、戸別訪問にこだわる必要はまったくありません。わたしの知っている生命保険のトップセールスマンは、節税セミナーを開き、それを通じて多くの顧客を獲得しています。

 

このように、常識や固定観念に囚われず、常識を超える発想をする必要があります。これができるようになれば鬼に金棒です。

 

では、どうやれば常識を超える発想をすることが出来るようになるでしょうか。

 

ポイントは二つ。「目標を定める」と「ヒントをつかむ」です。

 

特に重要なのは目標です。目標をはっきり定めます。多くの人は目標がはっきりしないまま、思いつきで(短絡的に、目先的に)行動しています。

 

たとえば、「営業をする→戸別訪問をする」といった具合です。

 

このとき、目標をたとえば「生命保険のメリットをお客さんに知ってもらう」と定めます。

 

すると、「生命保険には生命保険料控除というのがあり節税できる」ということをヒントに、「節税セミナーを開く」というアイデアが出てきます。

 

以上、常識を超える発想について詳しくはこちらをどうぞ

 



【2017/09/25 10:36】 | 前に進もう | トラックバック(0) |


葉があってこその花

葉があってこその花

 

9月17日(日)に、日光市の鬼怒川温泉にある「東武ワールドスクエア」に行く予定にしていた。

 

ところが、台風が来襲するということで翌日の18日に変更した。正解だった。

 

下今市から鬼怒川温泉まで、8月10日に運行を始めた「SL大樹」に乗ったが、木々の緑の中、空が高く青く迎えてくれた。

 

東武ワールドスクウェアには、46の世界遺産を含む、世界の有名建築物102点が1/25に縮尺されて展示されている。

 

わたしは世界遺産など、城や寺社の建築物が好きなので、前からここに来たいと思っていた。

 

展示されている建物の中で特に印象に残ったのが、ローマのバチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂。

 

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勇壮たる姿に見ほれた。また、前に大きく広がる広場も目を楽しませてくれた。

 

実は、このサン・ピエトロ大聖堂には5年前に訪れた。そのとき、広場はそんなに広いと思わなかったが、ここでは俯瞰する感じで見たので広く感じたのである。

 

もう一つ印象に残っているのが、パリのモンマルトルの丘にあるサクレクール寺院。ここも広い坂道を前に勇壮とそびえている。

 

こうして見ると、建物(本体)そのものも大事であるが、その前の広場や坂道も大事である。ただポンと建っているだけでは印象が薄い。

 

ただ花だけが咲いているのではなく、周りに緑の葉が豊かにあってはじめて花の美しさが際立つのと同じである。

 

このことはたとえば組織なら、トップとともに、それを支えるブレーンの存在が欠かせないということである。

 

たとえばプレゼンをする場合は、メインの主張とともに、それを支える条件を整える必要があるということである。

 

SL大樹が運行を始めたのも、東武ワールドスクウェアという花に葉を添えたのかもしれない。その逆もあるだろう。いずれにしろ、互いに花と葉という関係である。

 

見終わって会場の外に出ると、自転車の曲芸をやっていた。文句なく面白い。これもまた葉である。

 

ともあれ、このたびの一番の葉は、会場の周辺の緑と青空であった。もし、曇天の雨の中であったら、どの建物も冴えなかっただろう。

 


【2017/09/19 07:57】 | 未分類 |


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