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「心をつかむ」ことを目指す
フランスの詩人のアンドレ・ブルトンが、ニューヨークに住んでいたときの話です。

 

街角で物乞いが「私は目が見えません」と書いた札を首に下げています。

ところが、通行人はみんな素通りします。
彼の前に置いているお椀に、施しのコインはほとんど入っていません。

 

そこで、ブルトンは下げ札を書き換えてあげました。

 

それからというもの、お椀にコインの雨が降りそそぐようになりました。

 

ブルトンは、次のように書いたのです。

 

「春はまもなくやってきます。でも、私はそれを見ることができません」

 

この言葉が、通行人の心をつかんだのです。

 

このように、ただ常識通り状況を伝えるのではなく、通行人の心をつかむように表現します。

 

つまり、目指すべきは「状況を伝える」ことではなく、「通行人の心をつかむ」ことです。ここを目標(目指す所)にします。

 

たとえば、甘いイチゴを売るとき、ただ「甘いイチゴ、いかがですか」では売れません。「お客さんの心をつかむ」ことを目指します。

そして、「甘さが違います。普通のトマトは糖度が5ですが、これは倍の10もあります」と言います。売れます。

 

以上のように、常識や従来のやり方にとらわれず、目標を的確に定めて対応します。そうすることで良好な成果を出すことができます。

 

【参考】 『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』(鈴木康之 日経ビジネス文庫)


【2020/01/20 15:37】 | 進む発想をしよう! |


お帰り 寅さん

映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」を観てきた。

 

今回は、寅さんの妹のさくらの息子(甥の満男)を通じて寅さんを描いていた。

 

満男にとって寅さんは、実はお父さんのような存在だったとわかった。

 

わたしは「男はつらいよ」シリーズをこれまで何度か観ているが、寅さんの人間的な生き方に改めて感動した。

 

「男はつらいよ」シリーズは19698月に第1作がスタートした。そして、26年後の9512月の48作まで続く。

 

968月に主役(寅さん役)の渥美清が亡くなる(68歳)。

 

その後、9711月に特別編として第49作。そして、今回(201912月に)50周年を記念して50作目となった。

これまでマドンナ役で登場した多くの女優が映し出されたが、目立ったのは浅丘ルリ子と吉永小百合。この二人の女優は別格という印象を受けた。


寅さんの舞台はご存じ葛飾柴又。帝釈天の参道のお店に妹のさくら夫婦が住んでいるが、そこが主な舞台。すぐ横を江戸川が流れている。人情豊かな下町である。

 

わたしは北千住に住んでいる。柴又まで直線距離で7km。電車で20分。割と近い。

 

ということで、帝釈天にはこれまで7~8回行っている。入口の二天門の所から、松と青空を従えた帝釈堂を見るのが好きだ。


DSC09345.jpg 

去年の8月にも行ったが、このとき「寅さん記念館」を訪ね、今回の映画のことを知った。

 

そして、今年の正月にも行った。人であふれていた(上の写真)。

 

このようなことから、映画を見ていて、帝釈天、参道、柴又駅、江戸川の土手などが出てくると、すごく身近に感じる。

 

ちなみに、今回見た映画館は「MOVIX亀有」。帝釈天から2.5kmほどの近い所にある。

 

とまあ、わたしにとって何かと縁のある帝釈天と寅さんなのである。

 


【2020/01/11 17:04】 | 進む発想をしよう! |


売れるアイデアの出し方

わたしは商工団体や企業で、「売れるアイデアの出し方」という講演をやっています。

 

売れるポイントは「売ろう」としないことでする。売ろうとするから売れないのです。

 

街を歩いていると、「いらっしゃい!」などといって呼び込む店がありますが、「売ろう」という気持ちが見え見えです。そういう店は避けて通りたくなります。

 

売ろうとしないで、「お客さんに喜ばれる」ことをします。そうすればおのずと売れます。

 

では、どんなことをすればよいでしょうか。

 

あるスーパーのレジ係のことです。そのレジにはお客さんの長い列ができます。レジ係が、一人ひとりのお客さんの話を丁寧に聞いてくれるからです。

 

並んでいるお客さんは、彼女に話を聞いてもらいたくて並んでいるのです。話を聞いてもらいたくて買い物をする人や余計に買う人が少なくありません。

 

つまり、彼女は「お客さんの話を丁寧に聞く」という、お客さんに喜ばれるサービスを提供しています。

 

ちなみに、わたしの知っている食料品店はレジの横にイスをいくつか用意して、ゆっくりおしゃべりができるようにしています。

 

いつも誰か座っていますが、このようなサービスをすることで個人商店ながら生き残っています。

 

以上、売れるアイデアとは、お客さんに喜ばれるアイデアです。

 

「お客さんの話を丁寧に聞く」こと以外にも、「野菜など重い商品を配達をする」「小分け販売をする」など、お客さんに喜ばれることはいくらでもあります。

 

ここで、大事なことがあります。ほかの店の真似をしないことです。立地や商品、あるいは客層や売る人などが異なるからです。

 

人真似をしたり世の中の流れに従うのではなく、自分や自店・自社、あるいは状況や対象者に合ったアイデアを自ら考える必要があります。

 

そこで、「売れるアイデアの出し方」の出番です。ペンを手に、自分や状況に合った売れるアイデアを実際に考え出します。

 

詳しくはこちら



【2020/01/05 15:25】 | 進む発想をしよう! |


目標に向かって進もう!

あなたの2020年の目標は何でしょうか。

 

わたしの目標は「目標に向かって進もう!」です。そして、目標に向かって進もう!」を多くの人に実践してもらうことです。

 

わたしたちは何かをするとき、思いつきで場当たり的に行動しています。たとえば、「売れないと値下げをする」「忙しと残業をする」というようにです。

 

こんな目先・小手先のことをしているから前に進まないのです。

ちゃんと目標を定め、その目標に向かって進む必要があります。

 

「売れない」なら「お客さんに喜ばれる」、あるいは「お客さんの心をつかむ」「商品の価値を高める」というように、テーマや状況に応じて目標を定めます。

 

目標を定めたら、ヒントをつかみアイデアを出します。ヒントはそのときの状況や関係者の声です。

 

これらをヒントとしてつかむことで、「ならば、こうしよう」とアイデアが出ます。

 

たとえば八百屋さんが「野菜は重くて持って帰るのが大変だ」という声を聞いたなら、「配達サービスをする」、あるいは「小分け販売をする」となります。

 

こうしたアイデアが出るのは、「お客さんに喜ばれる」という目標があるからです。

 

そして、目標があるとお客さんの声(ヒント)が耳に入ってきます。すると、アイデアが出ます。

 

アイデアは腕を組んで考えても出ませんが、目標を定めると出るのです。


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【2019/12/31 08:21】 | 進む発想をしよう! |


湯布院が観光客を10倍に増やしたカギ

わたしは、大分県の由布市湯布院町の出身です。

 

湯布院は、以前は観光客が年間約40万人でした。それを町おこしをすることで、10倍の約400万人に増やしました。

 

全国の多くの観光地が訪問客を減らし寂れる中、九州の田舎町がこの快挙です。

 

では、どうやってここまで観光客を増やしたのでしょうか。

 

それは、中谷健太郎さんというリーダーがいたからです。湯布院を代表する名旅館「亀の井別荘」の主です。

 

ここで使う生のシイタケは、かつては父が納めていました。そのご縁で懇意にしています。

 

中谷さんは町おこしをするにあたり、「地域の住民がまずは愉しもうぜ」という確固とした目標を定めました。

 

その目標をもとに、「映画を観たい」「音楽を聴きたい」「草原を守りたい」ということで、「湯布院映画祭」「ゆふいん音楽祭」「牛喰い絶叫大会」などの好企画(グッドアイデア)を生み出したのです。

 

そして、これらをもとに町おこしをして観光客を増やしたのです。

 

多くの観光地は観光資源に頼り、そのPRをするなどありきたりのことをウロチョロとやっていますが、ほとんど効果はありません。

 

一方、湯布院は恵まれた観光資源(豊富な温泉や由布岳)を持ちながら、これに頼らず、目標を定め新しい魅力を創造することで大きく発展したのです。

 

以上のように、目先にとらわれウロチョロするのではなく、目標を定め(目指す所をはっきりさせ)、それに向かって進むことが重要です。

 

そうすればグッドアイデアが出ます。優れた成果を上げることができます。

 

このことは、集客に限らず言えることです。テーマ(問題・課題)があるとき、目標をしっかり定めて発想すると、優れた成果を上げることができます。

 

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【2019/12/27 09:21】 | 進む発想をしよう! |


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